お子様のパパ・ママへ(小児歯科のご案内)

歯並び治療の装置

取り外しのできる装置

拡大床(かくだいしょう)装置

拡大床(かくだいしょう)装置
拡大床(かくだいしょう)装置

拡大床とは、歯並びの大きさを広げ、数本の歯の移動をさせるための装置です。装置の中央部には、回すと装置が広がるネジが埋め込まれています。このネジを回すことで、歯並びの大きさを広げて、かみ合わせを改善していきます。

治療手順は歯並びの型どりをして、装置を製作し、お口の中にはめます。基本的には装着した状態ですごしますが、食事や運動時には取りはずすことが可能です。適した年齢は主に乳歯から永久歯への交換時初期に用いられます。

生え変わり後の歯並びの状態によって、この装置で治療が終了する場合もありますが、通常は生え変わりの時期には拡大床で歯並びを広げ、その後全ての歯が永久歯に生えそろってから、固定式のワイヤー装置で、全体の歯並びやかみ合わせを整えることもあります。

取り外しのできない装置

顎顔面矯正(がくがんめんきょうせい)

顎顔面矯正装置
顎顔面矯正装置

子どもの成長を考えた唯一の治療法です。

顎顔面矯正とは、発育期のあごの骨やその周りにある柔らかい組織を正常な発育に戻す唯一の矯正治療法です。正常な発育をすれば、本来ならば不正咬合(ガタガタの歯並び)はおこりません。しかし、現代人の不正咬合は60%以上に認められます。

この不正咬合(ガタガタ、出っ歯、受け口)を引き起こす原因のほとんどが、上顎骨(上のあご)の発育不全であることが報告され、急速拡大装置を用いて治療することで、本来の発育に戻すことにより、抜歯をほとんど行わずに、さらには鼻咽腔の発育を促すことで、健康な体の発育に改善することが可能になります。上顎(うわあご)の発育促進に伴い改善する症状としては、鼻づまり、鼻炎、鼻アレルギー、アデノイドや扁桃肥大、姿勢、喘息、中耳炎、いびき等の改善が期待できます。

上下に固定式の装置をいれ、一日一回中央部のネジを回します。そうすることで、徐々にあごの骨格が正常な大きさとなり、歯並び、かみ合わせが改善していきます。

表面のワイヤー矯正(歯の表側)

表側ワイヤー矯正
表側ワイヤー矯正(正面から)

表面のワイヤー矯正は歯の表側に専用接着剤を用いて「治療用ブラケット」という装置を取り付け、そこに金属製のワイヤーを通し、歯を動かしていく最もポピュラーな治療方法です。

表側ワイヤー矯正
表側ワイヤー矯正(裏から)

表側のワイヤー矯正は歯の表面に装置が付きますので、見た目がやや目立つということがあります。しかし、個々の歯を確実に理想的な位置に移動させることができるのが特徴です。ガタガタの状態が強い方や、歯を抜いてから並べる治療法の方には最適です。治療中の痛みが少なく治療期間が短いこともメリットの一つになります。

また、表面の装置には金属のもの以外にも、透明のプラスチックやセラミックできたものもあります。

目立たないワイヤー矯正(歯の裏側)

裏側ワイヤー矯正
表側からは装置は見えません

歯の裏側に装置を付けるので表側からは見えません。歯を動かすワイヤーが歯の裏側に付くので、表側からは矯正治療中ということが人に気づかれにくくなっています。

最も目立たない方法ですが、デメリットとして歯の裏側に装置があるため、舌が装置を触り、食事や会話時に違和感が強く、治療期間が多少長くなる場合があります。また裏側矯正治療は適応症例が限られますので、詳しくは歯科医師にご相談ください。

裏側ワイヤー矯正
裏側ワイヤー矯正(イメージ)

お問い合わせ・ご予約はこちらから! お問い合わせ・ご予約はこちらから! メールでのお問い合わせメールでのお問い合わせ
お電話はこちら TEL 0284-64-8241
インターネット予約インターネット予約