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歯並びについて
矯正装置の種類
取り外し式装置
拡大床(かくだいしょう)装置
拡大床(かくだいしょう)装置
拡大床とは、歯並びの横幅を広げたり、数本の歯の移動をさせる装置です。装置の一部には、回すと装置が動くネジが埋め込まれています。このネジを回して力を加えることで、歯を理想的な方向に動かして治療を進めていきます。
治療方法は装置を作製しお口の中にはめるだけ。食事や運動時には取りはずすことが可能です。適用年齢は主に乳歯や永久歯生え換わりの初期に使用されます。
歯並びの状態によって、拡大床のみで治療が終了する場合もありますが、通常は生え換わりの時期に拡大床で歯並びの横幅を広げた後、全ての歯が永久歯に生えそろってから、固定式のワイヤー矯正を用いて、全体の歯並びやかみ合わせを整えることもあります。
急速拡大装置
急速拡大装置
急速拡大装置とは、全体的に歯の並ぶスペースが足らず、あごの骨が小さい症例に入れる装置で、骨格から歯並びを改善する場合に用います。前述の拡大床は、軽度で部分的な症例に用いるのに対して、急速拡大装置は全体矯正に適しています。
また骨格から改善できるので、歯を抜かずに歯並びがキレイになり、健康面でも口呼吸を鼻呼吸に改善することが期待できます。
治療方法は取り外しのできない固定式の装置をお口の中に装着し、装置中央部に組み込まれているネジを1日1回まわします。そうすることで、少しずつあごの骨格が広がり、やがて正常な大きさとなります。その結果として、歯並び・かみ合わせが改善していきます。
マウスピース矯正(インビザライン )
マウスピース矯正
マウスピース矯正とは、その方の歯並びを型取りし、模型上で理想的な位置に並べ、その形で透明マウスピース作製し、お口の中に装着する方法です。
約2週間で新しいマウスピースに交換しながら1日15~20時間以上装着し、少しずつ歯を移動させます。
他の矯正法とは違い、装置が目立つことなく歯並びをキレイにすることができます。また食事の時や歯みがきの時にはマウスピースを外すことができるので使用感も良好です。さらには2週間ごとに新しいマウスピースにするので衛生的です。痛みに関してもワイヤー装置と比べて軽度です。
以前は、この方法は歯を抜かなくても済むような比較的軽度な症例にしか適用できませんでしたが、装置の改良により、抜歯矯正などの難しい症例にも対応可能となりました。また、通常の固定式ワイヤー装置と併用する場合もあります。
固定式装置
表側ワイヤー矯正
表側ワイヤー矯正(正面から)
表側ワイヤー矯正は歯の表側に専用接着剤を用いて「ブラケット」という装置を取り付け、そこに金属ワイヤーを通し、少しずつ歯を動かしていく最もポピュラーな矯正方法です。
表側ワイヤー矯正(裏から)
表側ワイヤー矯正は歯の表面に「ブラケット」が付きますので、見た目がやや目立つということがあります。しかし、一つ一つの歯を確実に理想的な位置に移動させることができるのが特徴です。また、ブラケットには金属のもの以外にも、透明のプラスチックやセラミックできたものもあります。
裏側ワイヤー矯正(見えない矯正)
表側からは装置は見えません
歯を動かすブラケットやワイヤーが歯の裏側に付くので、表側からは矯正をしていることがほとんど分かりません。
最も目立たない方法ですが、デメリットとして歯の裏側に装置があるため、舌が装置を触り、違和感が強く、治療期間が多少長くなる場合があります。また適用症例が限られます。
裏側ワイヤー矯正(イメージ)
インプラント矯正
インプラント矯正
インプラント矯正とは、主に歯を抜いて並べる場合に用いる方法でワイヤー矯正と併用し、一時的にインプラント(ミニインプラント)を使用して矯正治療を進める方法です。
通常のワイヤー矯正の場合は、ワイヤーでつながった歯と歯がお互いを引っ張り合うことで歯を移動させますが、それぞれの歯が移動してしまうので、引っ張る力が安定しませんでした。インプラント矯正では、矯正用のインプラントをあごの骨に入れ、そこを支点にして歯を移動させます。
固定源としてインプラントを使用することによって歯の移動が確実となり、その結果、治療期間が大幅に短縮され、良い治療結果が得られやすくなります。
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