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あべ先生の418コラム
前歯の見た目が気になる方へ セラミック治療 part3
更新日:2013/09/28
前回のよい歯コラムでは、気になる銀歯を白いセラミックに置き換える治療法をご紹介しました。
詳しくはコチラ→「銀歯が気になる方へ」
今回は、前歯の見た目をセラミック治療で改善する治療法をご紹介します。
前歯の見た目が気になる場合、お口の状態として大きく2つに分けられます。
①歯並びがガタガタになっているので見た目が気になっている方
この時の治療法は
①矯正治療(ワイヤーを付けて歯を並べる)
②セラミック治療で改善する
の2つになります。
矯正治療のメリットは、歯を削らずに天然のままの状態できれいになることです。
また、デメリットは治療期間が年単位でかかってしまうことです。
セラミック治療のメリットは、治療期間が短くて済むことです。
また、デメリットはむし歯以外の歯も削らなくてはならないことです。
これは、どちらが正しいということではなく、
それぞれが一長一短ですので、よく検討された方が良いと思います。
今回のテーマは「セラミック治療」ですので、見た目を改善するために
セラミックをかぶせた治療例をご紹介します。
治療例 34歳 女性
前歯を短期間できれいにしたい。
矯正治療はワイヤーが目立つので避けたいとのことでした。
写真は治療前のものです。
上の歯並びがガタガタで、1本内側に入り込んでいます。
また、ところどころに黒いむし歯が確認できます。
患者さんと治療計画の相談を綿密におこない、
セラミック治療にて進めることになりました。
内側に入り込んでいる歯を抜歯して、
セラミック治療にて前歯4本を削ってかぶせると、、、
仕上がりはいかがでしょうか?
本当に同じ人なの?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このように、精密審美歯科治療による技術を用いて
治療計画をしっかりと立案したうえで、セラミック治療をおこなえば、
驚くような仕上がりにすることが可能です。
②歯自体が変色しているので見た目が気になっている方
1本だけ歯の色が他の歯と異なっていたり、また過去の治療によって変色をしている場合などです。
この時の治療方法は基本的には、「かぶせ物治療」となります。
セラミックによって人工的に色合わせを行い、他の歯と色の調和をとります。
治療例 28歳 女性
前歯1本が他の歯と比べて黄色っぽいということを主訴として来院されました。
よく見ると、むかって右側の前歯がやや黄色い感じがわかると思います。
この前歯は、5年ほど前にかぶせたとのことでした。
わずかな色合わせのため、セラミック製作専門の技工士さん立会いのもと、
患者様との色合わせの打ち合わせを行い、実際の製作となりました。
こちらが治療後の写真です。
今度はきちんと調和のとれた色合いになったと思います。
このように、当院のセラミック治療とは、ただ単に、「削ってかぶせる」という治療ではなく、
精密審美歯科治療といわれ、とても繊細で細部までこだわりのある治療を提供することが
使命だと考えております。
歯医者 = 技術者 = 職人
なんてことを考えながら日々の診療にあたっております。