歯みがきのタイミング

更新日：2018/06/22

みなさんは、食事が終わってから、どれくらいの時間が経ってから歯磨きをしていますか？

特に気にされていない方も多いと思います。

それでは、歯みがきをするタイミングはいつがいいのでしょう？

そこで、まずはじめに・・・

みなさんは「食後30分は歯みがきをしない方がいい」という説を聞いたことがありますか？

実際に、このニュースはテレビでも取り上げられたことがありました。

そして、これは正解でもあり、不正解でもあります。

なぜなら、実はこの説は、「酸蝕症（さんしょくしょう）」という現象をテーマにした海外の論文がもとで広まりました。

「酸蝕症」とは、酸性の飲食物や胃酸などによって歯の表面のエナメル質が薄くなっている現象のことです。

小児歯科学会では、公式ホームページにて「食後の歯みがきについて」というタイトルで見解を発表し、

普通の食生活をしている人には「酸蝕症」は当てはまりにくいので、

「30分経ってから」ではなく、食後は早めに歯をみがいた方がいいという注意を促しました。

食後はお口の中が一時的に酸性になるので、この時間を短くするためにも早く歯みがきをして

お口の中の糖を取り除くことの方が大切で、歯の健康のためにも効果的です。

つまり今、歯に問題がないのであれば、食後すぐに磨くのがベストです！