あべ先生の418コラム

歯の健康と誤嚥性肺炎②

更新日:2018/03/15

前回は誤嚥性肺炎の概要とその理由をお伝えしました。

今回は、誤嚥性肺炎と歯周病の関係とその予防法をお伝えします。

3、誤嚥性肺炎と歯周病の関係
誤嚥は飲み込みの機能が低下している高齢者に多いですが、
同時に高齢になると免疫力や唾液の分泌量が低下して、歯周病リスクも高まります。 
歯周病の原因菌は誤嚥性肺炎の原因にもなるため、お口の中のケアが大切になります。
ちなみに、高齢者に適切なお口のケアをしたところ、二年間で肺炎の発生率がやく40%低下したという報告があります。
特に、寝たきりや入院中の高齢のご家族がいる場合は、周囲の方が口腔ケアをしてあげましょう。
4、誤嚥性肺炎を予防するには
1) 歯磨きで細菌の数を減らす
歯磨きでお口の中の細菌を減らし、誤嚥性肺炎のリスクを低下させることができます。
特に、就寝中は唾液が減少し細菌が繫殖するため、就寝前と起床時の歯磨きが有効です。
2) 歯ぐきをブラッシングする
歯と歯ぐきの境目に歯ブラシをやさしく当てます。歯ぐきを刺激することで脳が活性化され飲み込むときの反応力がアップします。
3) 辛いスパイスを食べる
唐辛子などの辛味成分であるカプサイシンには、飲み込むの反応力をアップさせる効果があると言われています。
カレーを食べたり薬味を利用したりして食事にこまめに取り入れてみましょう。
もし食事中に頻繫にむせるようになったと感じたら、飲み込む力が低下しているサインかもしれません。
誤嚥しないように注意しましょう。
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