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あべ先生の418コラム
骨そしょう症と歯科治療
更新日:2015/06/01
「骨そしょう症」という病気をご存知ですか?
骨そしょう症とは、カルシウム不足によって骨の中がスカスカになり、
もろくなった骨がちょっとした衝撃でも折れてしまう病気です。
今回は、この「骨そしょう症」と歯の関係についてお話をします。
骨そしょう症になると、あごの中の歯槽骨が溶けやすくなり、歯を支えることができなくなります。
そして、最後には歯が抜けてしまいます。
また、骨そしょう症の原因の一つでもある女性ホルモンの減少は歯周病の進行を早めます。
*骨そしょう症のお薬を服用されている方へ*
骨そしょう症の治療薬に「ビスフォスフォネート製剤」というものがあります。
この薬を服用中に歯科治療を行うと、あごの骨に異常が生じることがあります。
症状としては、痛み、腫れ、骨の露出などで、
重症化すると、あごの骨が腐ってしまう大変怖い病気です。
また、この薬は関節リウマチや悪性腫瘍(ガン)の治療にも使われますので
もし、使用している場合は、必ず歯科医師にご相談ください。