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あべ先生の418コラム
花粉症と歯周病の関係って!?
更新日:2015/04/01
季節も春になり、ポカポカ陽気ですごしやすくなりましたが、
その反面、花粉症でお悩みの方も多いのではないでしょうか?
さて、今回のよい歯コラムでは「花粉症と歯周病の関係」にお話したいと思います。
「花粉が歯に影響を与えるの?」と驚かれるかもしれませんが、そうではありません。
実は、花粉症の症状の一つである、
「鼻炎」によって引き起こされる「口呼吸」が歯周病に関係しているのです。
花粉症になると、鼻水や鼻づまりで鼻呼吸がしにくくなり、必然的に「口呼吸」が増え、
口の中は、思っている以上に乾燥します。
口の中は、唾液で潤っていないと細菌が繁殖しやすくなります。
また、正しい歯磨きができていない場合、歯と歯肉の間に汚れがどんどんたまっていきます。
そのまま改善されなければ、歯肉が腫れたり、出血したりする「歯肉炎」になり、
やがて、歯を支える骨が溶けて「歯周病」になってしまいます。
正常
口呼吸で汚れがたまると・・・
歯ぐきが腫れる歯肉炎
そのまま汚れを放置してしまうと・・・
骨が溶ける歯周病
*唾液の大切な役割!
唾液は、食べ物の消化吸収を助けるだけでなく、歯や歯肉を細菌から守る働きもあります。
もし、花粉症で口呼吸になってしまう場合は、唾液量を増やすために、
ガムを噛んだり、水分をこまめに摂るようにしましょう。
また、歯磨きはいつも以上に丁寧に心がけましょう。