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あべ先生の418コラム
最近の子どものお口に見られる特徴とは・・・?
更新日:2012/08/02
前回のコラムで、小学生が一番気にしているお口の悩みアンケート結果の
第一位は「歯並び」というお話を書きました。
小中学生のお子様をおもちのお父さん、お母さんは子どもの歯並びをよく観察したことがありますか?
さて、今回は現代の子どもたちに起こっているお口の中の変化についてお話します。
まずは一つ目は、テレビや雑誌などでご存知の方も多いと思いますが、
「あごの骨自体が小さくなっている」ということ。
これは食生活の変化が要因として考えられています。
食の欧米化、ファストフード、インスタント食品の増加に伴い、軟らかいものを食べる機会が
増えたことで、正常なあごの成長発育が妨げられてしまっていると言われています。
実際に日々の診療の中でも、子どもたちのあごの変化、また、お顔の変化に多く遭遇します。
以下は、よく見る4タイプです。
①正常なお顔・・・上下ともにしっかりとしたあごの成長ができています。
②受け口・・・上あごの成長が弱い、もしくは下あごの成長が強すぎる場合に生じます。
これは遺伝的な要因が関わるときもあります。
③出っ歯・・・上の歯が前に傾斜しすぎており、上あごの成長が強すぎる場合に生じます。
幼い頃の指しゃぶりが原因となる場合もあります。
④下あごの成長不足・・・正面から見ると「小顔」に見えるのですが、横顔をみると下あごの
成長不足が見られます。これは近年の子どもたちに多くみられる現象の一つです。
ご自分のお子様の横顔を、ジッと見つめてみてはいかがでしょう。
どのタイプに当てはまりますか??
次回は、最近の子どものお口に見られる二つ目の変化についてお話します。