あべ先生の418コラム

歯の健康と誤嚥性肺炎①

更新日:2018/01/27

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)という病気をご存知でしょうか?

食べ物や飲み物、唾液などが間違って気管に入ってしまう「誤嚥」をきっかけに、

ウイルスや細菌が肺に感染して、炎症を引き起こす病気です。

この病気は、お口の細菌が大きく関与しています。


1、「誤嚥」とは・・・

まず、誤嚥性肺炎の「誤嚥」とは、食べ物や飲み物が食道ではなく、気管の方に入ってしまうことを指します。

皆さんも食事中にむせた経験があると思います。

通常は、食べ物は口の中を通過すると、喉の蓋が閉まって胃の方へ向かいますが、

喉の蓋がうまく閉まらないと、食べ物は気管を通って、肺の方へ流れてしまいます。



2、誤嚥で肺炎になる理由とは・・・

なぜ、誤嚥がきっかけで肺炎になるのでしょうか?

実は口の中には虫歯菌や歯周病菌をはじめとした細菌がたくさんいて、

食事の際に、食べ物と一緒に細菌も体の中に取り込まれます。

食べ物が、胃に入ってしまえば胃液によって細菌は殺菌されますが、

誤って、肺に入ってしまうと肺の中で細菌が増殖し炎症を起こしてしまうのです。

たかが肺炎と思われるかもしれませんが、肺炎は日本人の死因第4位であり、

肺炎で亡くなられた方の95%が65歳以上の高齢者であるため注意が必要です。




次回は、誤嚥性肺炎と歯周病の関係、そして、誤嚥性肺炎の予防についてお話します。





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